花の水揚げ

切り花を保護する紙の巻き方

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湯揚げと焼き揚げに使う保護紙の巻き方花を運ぶ際に使える紙の巻き方の2種類を紹介します。

巻き方は2種類とも共通。

巻き方は共通ですが、要点が違ってきます。

◇湯・焼き揚げに使用する巻き方の場合

花と葉が紙で覆われ茎側に隙間なくしっかりと巻く

↓詳しい理由は水揚げ方法のページで解説しています。

<切り花の水揚げ方法>

◇花を運ぶ際に使用する巻き方の場合

尖った枝や風に弱い花が隠れるように巻く

こちらは花が傷まないようにするためと移動の際に電車などで人にぶつかって相手にケガをさせないようにするためです。

必要な道具

 

新聞紙やチラシなどでも問題ないですが花屋さんで包んでくれる紙を捨てずに取って置いて再利用するのがおすすめです。

テープ

セロテープが一般的ですが枝張りのある大きな枝物などはガムテープで留めると楽です。

巻き方

慣れれば考えずとも出来る程簡単ですが、説明する項目が多いので分かりやすいように図と見比べる形で解説していきます。

切り花の保護用紙巻き方解説図

①長方形の紙をテーブルもしくは床などの平らな場所に置く

②紙全体の3分の1の辺りに茎を置く

④花の頭の中心は角より少しずらす

⑤青い矢印の方向に向かって紙を折りこむ。

茎と紙の接地点最下部(図ではこの位置を起点に巻いていくと書いてあるところ)を起点に紙を床に転がすように赤い矢印の方向に巻いていく

⑦逆さ円錐(ソフトクリームのコーンと同じような形)の筒が出来たらテープで留める。

完成

花を運ぶ際はこの巻き方でいいのですが、湯・焼き上げに使う場合は一工夫が必要です。

で起点にした茎と紙の接地点最下部の巻きを少しキツめに巻いてください(図ではこの位置を起点に巻いていくと矢印が指している場所です)。

そうすることで蒸気と熱気がそこから侵入するのを防ぐことができるようになります。

長方形の紙と書いてありますが、最初は一番やりやすいので長方形の紙をおすすめします。

慣れれば紙の大きが足りていればどんな形の紙でも巻けるようになります。

ワンランク上の巻き方

※この巻き方はご家庭で花を楽しむ際は無理に挑戦する必要はありません

花屋さんで花を買われたことがある方はご存じかもしれませんが、花屋さんが購入された花を紙で巻く際にテーブルで巻いているのを見かけたことはあまりないかと思います。

花屋さんは作業場所を増やすために先ほど解説した巻き方をテーブルではなくお腹の上で巻きます。

信じられないと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、最初は苦戦しますが慣れればお腹の上で巻く方が簡単です。

花屋さんに初めて出勤した駆け出し初心者の最初の壁でもあります。

やり方は先ほどの基本は変えずに

①ミゾオチとオヘソの真ん中あたりに紙と花を置く

②先ほどの解説のこの位置を起点に巻いていくの場所を抑えて先ほどのの順にオヘソからモモの辺りまで移動させながら巻き込んでいく

③逆三角錐が出来上がったらテープで留める。

完成

テーブルが体になり寝かせている状態から立っている状態に変わったことで難易度は上がっていますが基本的なやり方は変わりません。

(私も習得するまではかなり苦戦しました)

まとめ

保護紙の巻き方を習得すればお花を持ってお出かけする際に役立ちますし、湯揚げはやり方さえ覚えてしまえばとてもコスパの良い水揚げ法なのでぜひ解説図を見ながら保護紙の巻き方に挑戦していただければと思います。

ワンランク上の巻き方はお花の仕事を志す方は必須ですので練習頑張ってください応援しています。

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ふらいけ
この記事を書かせていただきました。 華道家をしている「ふらいけ」と申します。