切り花

これ買っておけば間違いない!華道家が教える、切り花が長持ちする延命剤と効果的な使い方、注意点も解説

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仕事で切り花延命剤を何種類も試してきた華道家の私が、これ買っておけば間違いない!というものを理由も含めて、ご紹介します。

使い方や注意点も解説していきますので、この記事を読めば安心して切り花の延命剤が使えるようになるかと思います。

まずは結論

ご家庭で使用するのであれば、これを買っておけば、まず間違いないです。

どうしてキープフラワーをおすすめ するかというと、色々試した結果、キープフラワーが基本的に、どの花に対しても満遍なく効果を発揮してくれてクセが無いからです。

延命剤の中でも早く咲き過ぎるわけでも無く、逆に栄養不足になり過ぎない、それでいてどんな花にも満遍なく効果が有るのがキープフラワーの魅力です。

使い方は簡単、50倍希釈タイプなので500mlの水に10ml入れるだけ、10mlのメモリもキャップの内側に付いているので簡単に測ることができます。

公式サイトにも説明が分かりやすく載っています。

【 フジ日本精糖:キープフラワー 】

キープフラワー商品紹介の動画

動画と公式サイトの中に書いてあることで一つだけ注意点としては「水替え不要」の部分です。

商品として水質的には問題ないのかも知れませんが、動画のようにガラスの花器に花を生けた場合、数日すると水の中の汚れが目立ってきて見た目が悪くなります。

なので、水が濁ってきたら新しくキープフラワーを希釈した溶液を作って取り替えた方が見た目としては良いと思います。

これは有名な延命剤のクリザールも同じように水替え不要と言っていますが実際はキープフラワーと同じように水は濁りますのでキープフラワーだけの注意点とは言えない部分です。

個包装タイプ

キープフラワーには個包装タイプも販売されているので、ご家庭で一輪挿しにお花を少し飾る程度なら、個包装タイプの方が量を測る手間も無く、開封したら捨てるだけなので楽かも知れません。

華道家おすすめの効果的な使い方

切り花用の延命剤を使ったことが無い方は花瓶に入れて使用されるかと思いますが、切り花の水揚げをする時から延命剤を入れておくとより効果的です。

どういうことかというと花瓶に生ける前にお花の水揚げをするかと思います。

その時のお水の中にも延命剤を入れて水揚げをします。

一番最初に水を吸うのは水揚げの時なので、そこから栄養が豊富な水をお花に吸ってもらって栄養をしっかり届かせるというのが狙いです。

花器によっては注意が必要

金属系の花器を使っている場合は延命剤を使っていると薬剤の影響で錆びてしまう可能性があるので注意が必要です。

ふらいけ一押しのキープフラワーは金属性の花器に使えるかというと

「キープ・フラワーは希釈液が弱酸性のため、鉄・ブリキ等の花瓶には使用しないでください。
ガラス・ステンレスなどの一般的な花器や真鍮、銅などにも使用いただけます。」と公式サイトに記載されていますので

鉄やブリキ等の錆びやすい花器への使用は控えた方が良いですが、仏花の花器などによく使われている銅や真鍮の花器には使用できるようなので仏花にも延命剤を使いたいという方にもおすすめできます。

それでも錆が気になる方への対処法

銅や真鍮でも延命剤を使ったことによる花器の錆が気になる場合の対処法は、お花を水揚げする時のお水にキープフラワーを入れて水揚げをして、水揚げが終わったら茎をよく水で洗ってください。

そして花器には延命剤を使わずにお水を入れてください。

こうすることで延命剤の栄養を水揚げの時には吸った花になるので、水だけで水揚げをして生けたお花よりも、もちは良くなると思います。

どうしても錆びさせたくない場合

使っている金属製の花器が高級な物だったりして、どうしても錆が気になるという場合は延命剤は一切使用せずに使うのが無難かと思います。

他の製品はどうなの?

他の延命剤の製品でも金属にも使える!と書いてあるものが有りますが、詳しく調べるとキープフラワーと同じように鉄やブリキには使用できないことがほとんどなので、そういった意味でもキープフラワーが一本あれば花器に合わせて延命剤を買わなくてもよくなります。

希釈倍率は守るべき?

当然のことながら公式サイトには お守りくださいと書いてあります。

しかしながら、とても厳密に測らなくてはならないかというと、そんなこともないと思います。

薄める水の量にもよりますが、水に対して著しく高濃度にならなければ、そこまで悪影響も無いかなと

出てくる悪影響として私が考えられるものとしては

・栄養過多で茎や葉が変色してしまう。

・咲くのが早くなってしまう。

このぐらいですが、これも高濃度にならない限り起らないことです。

とても厳密に1mlまで正確にと思うと疲れてしまいますから気楽に使っていただければと思います。

注意点としては先ほどの金属系の花器に使う場合の説明に有った「希釈液が弱酸性」という文言です。

原液ではなく希釈液が弱酸性ということは原液自体の濃度が増えると、希釈液が より酸性に傾くという事が考えられなくもないので、金属系の花器に使う場合は正確に測ってから使うことをおすすめします。

簡単な測り方

一々測るの面倒だけど適切な量は守りたいという場合は、500mlのペットボトルを1つ取って置いてください。

ペットボトルに水をいっぱいまで入れて、キープフラワーを10mlもしくは個包装タイプの場合は1袋を入れて、よく混ぜます。

これで水の量をメモリなど見なくても簡単に測れて正確な希釈液ができます。

まとめ

ふらいけのおすすめ↓

個包装タイプ↓

キープフラワーのラインナップとしては、この他に

  • ・100ml
  • ・200ml
  • ・2L

とありますが、ご家庭で使用するなら500mlあれば十分に長持ちするので、おすすめさせていただきました。

また公式サイトのQ&Aには、ここに書いていないような疑問も解決されているので、もう少し知りたいことがある方はご参考になさってください。

【 フジ日本精糖:キープフラワー Q&A 】

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この記事を書かせていただきました。 華道家をしている「ふらいけ」と申します。